2010年4月21日水曜日

Lonely ..GOLDEN WEEK!!!


CORBO.works&shop(直営店)・ゴールデンウィークの営業予定をお知らせ致します。

4月29日()昭和の日、30日()、5月1日()、2日()まで平常通り営業致します。

** 5月3日・4日・5日・の3日間 お休みをいただきます。


そうは言っても個人的にはもう何年もゴールデンウィークに休んだ記憶はありません・・。
というよりもここが勝負の分かれ道!という期間なのでシコシコと図面をひいております。

ラジオから聞こえる各地の天気や春のしらせ、それと渋滞情報をBGMにして

毎年恒例の孤独な作業は今年の黄金週間もつづきます。

良い連休をお過ごし下さい!!!



2010年4月16日金曜日

しげちゃんの絵


今日は東京タワーのすぐ近く、スウェーデン大使館に行ってきました。
北欧のマイナスイオンの様なオーラはどこからくるのだろうか?
素敵な大使館の建物は殺伐とした六本木の中にあっても、そこだけは清々しい空気に包まれている様でした。

スウェーデンの児童文学作家 アニカ・トールさんが書いた 『ステフィとネッリの物語』4部作(新宿書房)の日本語版の装画を学生時代からの友人・イラストレーターのしげちゃんが描いていてアニカ・トールさんの来日にあわせて今日まで大使館で原画展を開催していました。

入り口を入るとすぐに受付と待合室という感じの場所があるのですが、こう書くと病院の味気ない待合室のイメージをしてしまいそうですが、大きな木枠のガラス窓と低めの暖かみのあるソファー、全体に漂う清潔感、一日でも本を読んでいられそうでした。

そこを通りすぎると。

真っ白な壁に真っ白な額に入った原画がやさしい自然光に浮かびあがる様に飾られていました。

しげちゃんは昔から絵が上手で、美術学校の中でも良い絵を描く人だなぁといつも感心していました。絵を描くのが好き!というのが見ていてわかるほどでした。

ずいぶん長いこと会っていなかったけれど、あれからずっと しげちゃんは絵を描きつづけていたんだなぁ。

『ステフィとネッリの物語』の原画を観ていたら

ここのところ手足にからみつく世知辛い出来事から解放してくれる様でした。

一緒に観ていたうちの奥さんも大使館に漂う雰囲気としげちゃんの水彩画で
イタリアで柄を描いていた頃を思い出した様で目をキラキラとさせていました。



ステフィとネッリの物語 4部作
アニカ・トール 著/菱木晃子 訳/中山 成子 装画
http://www.shinjuku-shobo.co.jp/2003Shinkan_IndexF.html

コルチャック賞受賞。スウェーデンの人気児童文学作家アニカ・トールの代表作。ナチス支配下のオーストリアのウィーンから親元を離れ、スウェーデンの小島へ逃れた幼いユダヤ人姉妹の一年。見知らぬ人々との生活が始まった。



2010年4月9日金曜日

桜の向こうの空


三寒四温(さんかんしおん)というのは冬の言葉らしいけれど
近頃の気温の差を表すにはちょうどいい感じがします。

花冷えというのかな、ぽかぽかとお花見という感じではないですね、東京近郊は。

一通り年度末・新年度の行事も終わりました。

新しい環境で新しい生活が始まった人も多いと思います。

さすがに今はないけれど、環境が変わった時には、ほぼ5月病(4月には発病してる)という奴にやられてきました。

全敗です。

はぁ~・・と力無いため息にも花びらは笑う様にひらひら舞い散ります。

花びらにさそわれて見上げる桜の花。

「笑っている人を見ているとつられて笑ってしまう」のと同じ様な力が桜にはあって、でも儚くて、眺めている頬を風になでられてもうひとつため息・・・という感じ。

こういう時、特効薬ではないけれど、狭い視界がひらけていく感覚をとりもどせる方法があります。

桜を見上げたついでに、その向こうの空を、夜なら月や星を眺めます。

この遠近感を感じられた時、少し力がぬけて、深呼吸をして歩き出せましたヨ。