たくさんの人に逢って、たくさんのモノを見て触って、たくさんの話をしたあとは
決まってこうなる。 なかなか心が座らない。
毎朝のウォークの距離を倍にした。
高校時代、毎年夏に後輩達を引き連れて、登山と移動キャンプにでかけた。
どれも若さと無知だから出来た大冒険だ。
3,000m級の登山前日のキャンプ地はもちろん高地だ。
晩飯はスタミナを付ける為に早くて簡単にできるチャーハン大盛り!
だったが、仕上げに後輩がふったコショウはフタごと大盛りの上に・・・。
みんなでヒーヒーいいながら食べた。
空は星屑でナニがなんだかわからないほどだが、足下は漆黒の闇。
時折暗闇の中で何かがガサガサっと動く。
「ションベンしたいんですけど・・先輩もいっしょに・・・」なんてのもいた。
頂上で食べたおにぎりは塩がふっていなくて、微妙〜な美味さだった。
沢道を下山してしまい、日が暮れて熊笹の中に転落したのもいた。
食料も水も無くなって、あやうく遭難しかけた。
そんな珍道中に付かず離れず同行してくれた、大人4人。
よくぞ放っておいてくれました!
あのときの体験は宝のように、僕の人生の杖になっています。
頑強な大人達も今は歳をとった。 その中のお一人が先日亡くなられた。
70歳くらいまでスキーをされるほど元気な方でした。
本当にありがとうございました。
この文章を書いているうちに
なにやらまたグルリと繋がって、ストンと腑に落ちそうな予感がしてきた。
そうなれば、加速は少し緩む。
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