最近なんだか、息苦しいなぁ〜・・・と思ったら
本を読む時間がめっきり減っている事に気がついた。
正確に言えば、本は読んではいるのだが
仕事やら勉強やら関連の、新書系の本が
知らず知らず多くなっているコトに気づいた。
〜*
本屋に入る時はいつもワクワクしてしまう。
リラックスするには一番良い場所だ。
目にとまった小説を1〜2冊買って、鞄につめこんだだけで
世間の酸素濃度があがる。彩度があがる。
僕は経験が無いが、よく書店にいると便意を催すという人がいる。
原因ははっきりとは解らないようだけど、たぶんリラックスするからだろうと
勝手に結論付けている。
『緊張すると小を催し、リラックスすると大を催す。』
どうだろうか? なんかの格言みたいだな・・。
本屋好きとしては1度は催してみたいと、常に淡い期待を持ちつづけている。
〜*〜 * *
本を読む時間がめっきり減っている理由のもうひとつが「スマートフォン」だ。
絶好の読書タイム電車中で「スマホ」をいじっているからだ。
情報量はここ十数年で1,000倍近くに増えているそうで・・。
これがもし看板だとしたら、恐い・・。
昔読んだ広告で溢れかえる異常な世界を描いた「アドバード」というSF小説の世界が、現代もう既にヴァーチャルの世界では始まってる訳だ。
ITを批判する気はないけれど、これまで必死に生きて来て、頭と体に染み付いたモノから
新しいコトに馴染むには、それなりの時間が必要だと思うんですね。
情報が1,000倍だからといって、こちらのスピードも1,000倍にしろと言われても困る、2倍だって無理です。
1,000倍になった情報のうち、震災からの復興や社会活動、教育、文化に活かされたものも多く有ると思うけれど、
「新書」も「スマホ」もほとんどの情報は「どうしたらうまくいくか」とか「どうしたら稼げるか・得するか」など、有るはずも無い『ショートカット』の方法や「他の人はこうしてる」「稼ぐ人はこれを選んでいる」とか「こうするとどう思われるか」という情報ばかりだ。
これが、息苦しさの原因なんじゃないかと・・考えています。
〜*〜〜*
今日はちょっと長くなってしまいましたが。
一番「大切な事」がわかっていれば、1,000倍の情報なんかなくても、世界の彩度も明度もグンッと上がります。
最後にそんな本をご紹介します。
中脇 初枝 /著 「きみはいい子」ポプラ社
親友が「これを読め!」と言って、くれた本です。
この本にはとてもとても「大切な事」がつまっています。
もう3度読みかえしました。
きっとこの先何度も読む本になりそうです。
森沢 明夫 / 著 「夏美のホタル」 角川書店
我が義弟が書いた物語です。
一読者としてキビシ目に読んでも、良い本です。
この本の中にも「大切な事」がありました。
音も温度も匂いも、処暑から読みはじめるのは最良かもしれません。
森沢明夫のBLOGに「大切な事」を体現している若者の動画が紹介されていました。
PEACE !!!
Free Hugs for Korea - Japan Peace
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