2014年9月3日水曜日

夏の色彩


東京はここ数日、久しぶりに太陽がでてくれました。

日差しはまだ暑いけど、風には秋の気配があります。


今年はどんな夏でしたか?


台風は早く来すぎるし、長居しすぎるし

雨が降れば降りすぎるし

晴れれば少し暑すぎた・・。


それでも季節は動いています。

これまでとは違うと嘆くより

明日は何が起きるのか?楽しんでしまえば良いんだな

と、思うようにしました。




夏と言えば今年も

高校球児達の真っ直ぐなプレイには心を打たれましたねぇ。


高校一年の夏

幸運な事に野球部が甲子園行きを勝ち取ってくれました。

あれは第66回大会、今年は第96回大会だったそうだから

もう30年も前ことです。

母校は2回戦で敗退したけれど、愛校心のカケラも無かった僕が

甲子園の熱気に飲み込まれるように

一丸となって応援した事を思い出します。


普段同じ校舎にいる彼らが、大歓声の中で闘う勇姿は

とても大人びて見え、遠くに感じたのを憶えています。


66回大会は優勝候補だった、清原や桑田がいたPL学園を

ほぼ無名だった木内監督ひきいる、のびのび野球の取手二高が

延長の末に敗り優勝した熱い大会でした。


今年もどの試合を見てもキラキラして良い大会でした。




今年の夏休みは

海の近くの家庭的な民宿に行きたいなぁ、と思い

あれこれ探していたら・・

ほとんど消えかけていた

子供の頃の記憶がチラチラと甦ってきました。


日焼けのひりひりした感触、波の音、漁港での夜釣り・・

・・電気浮きの揺らめき。

両親が仕事で、一人だけ親戚にあずけられて行った海の記憶。

もう40年近く昔の記憶だ。




お盆のど真ん中に、40年前に行った海水浴場の

目の前の民宿が運良くとれたので家族で出掛けました。

細かい記憶なんてほとんど残っていないのですが・・

民宿の下駄をカランコロンと引きずりながら

小さな港町を歩くと

所々で頭がくらくらするほど鮮明に

少年時代の記憶が甦ります。


すべては潮騒の中

となりに少年の自分が一緒に歩いてくれている様な

不思議な空間。


防波堤から沖を見ている爺さんさえ

昔からずっとそこに立って居るのだと言われたら

信じてしまいそうなほど懐かしい風景でした。

夏の思い出には鮮やかな色彩がありますね。





台風や豪雨による災害が各地で起きてしまいました。
被災された皆さんへ心からお見舞い申し上げますとともに
救助や復旧に日夜努めて下さっている皆様に、深い敬意を表します。
被災された皆さんに一日も早く平穏な生活が訪れますよう心からお祈りしています。

CORBO.









0 件のコメント:

コメントを投稿