2008年2月2日土曜日

SNAPS!


どこかに出掛けると「写真を撮っていただけませんか?」とよく頼まれる。
実は道を聞かれる事と同じくらいに多い。もちろん快く撮影して差し上げるのだが、
自分が撮って欲しい時は「写真を撮っていただけますか?」がなかなか言えなくて困る。
うまく言えたとしても見ず知らずの人にどんな顔をして撮ってもらえばいいのかがわからなくていつもぎこちない笑顔で写ってしまう。

先日もスキー場で若い女性のスノーボーダー2人連れに撮影を頼まれてカメラを2つも渡されたが「は~い撮りま~す」と掛け声も軽やかに23枚つづ撮影をこなした。(間違えて動画撮影もこなしたようだったが黙っておいた)
我ながら手慣れたものだ。
最近の娘は写真に写り慣れているのか見事にポーズをキメるので感心してしまった。

そんな事が原因ではないけれど、最近写真を撮る事に興味が湧いてきた。
携帯のカメラでさえ切り取られた時間は意味をもっているようで。
氷のかけらを太陽にかざしてピラリンと何の気無しに撮った写真が良い。
草が良いし空が良い。西日が良いし影も良い。手の皺が良いし後ろ姿が良い。

カメラを買おうかなぁ。
昨年の暮れにRICOHのGRで撮影された写真集と2008年のカレンダーをいただいてますます興味津々。

100人の人の目で見た時間が切り取られて一冊にまとまっている。
作品と言うよりはそんな印象で単純に凄いなこれはと思ってしまった。
今見ている星は何万年も前の光を見ているんだと思い出した時に似た感じ。
100人のマルコビッチの穴から一瞬だけ見ているようなものか?
写真を見る姿勢が変わりそうだ・・・。


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