読んであげたとか、読んでもらったという人の方が多いのかもしれません。
『とうだいのひまわり』にいざか かずお作・絵(こどものとも・福音館書店)
南房総の勝浦灯台で暮らす灯台守の娘さんとご家族をモデルに物語を書かれたそうです。絵本の中の灯台はこちらも実在する南房総・館山の洲崎灯台がそのまま描かれています。
こんなストーリーです。
ある灯台に住んでいる女の子が一人ぼっちで遊んでいると、風船が落ちているのを見つけます。その風船には袋が付いていて中には手紙とひまわりの種が入っていました。
その手紙には「~だいじにそだててください」と書いてあります。
女の子は友達ができたようによろこび、早速種を蒔き毎日水をやり大切に育てます。台風の日も必死にひまわりを守ります。
そんな姿を家族や職員さんがあたたかく見守ります。
おかげでひまわりは大きな花を咲かせ、やがてたくさんの種をつけました。
こんどは女の子がその種を風船に付けて「~おおきなひまわりのはなをさかせてください。てがみもください」と書いた手紙を添えてたくさんの風船を灯台から飛ばしました。というお話です。
シンプルなストーリーなのに深く心にしみるおはなしです。
思い出しながら書いているだけで夏草の香りがしてきそうな清々しい気持ちになります。子供達も大好きな絵本だったので、せがまれて何度も読んだ記憶があります。
どうして突然この絵本を思い出したのかというと・・。
先日、お客様からCuriouse(キュリオス)のウォレットコードを引っ掛けて壊してしまったので直して欲しいという修理のご依頼がありました。
手元に届くと金具もコードもいい具合に馴染んでいます。修理上がりに仕上げでオイルを入れるとますます良い表情になります。(上↑ヘッダーの写真)キュリオスの金具は下地に銅メッキをしてあるので、使い込むとだんだん銅色が現れていちだんと渋くなります。コードには革の丸紐を2本包んであるので初めは堅いのですが、だんだんと馴染んでいくんです。
話をもどして・・。
お客様からのメールの文末の署名に
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~子供からお年寄りまでみんなを笑顔にします~
株式会社 マルサ斉藤ゴム
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とあります。
その『子供からお年寄りまでみんなを笑顔にします』というコピーに惹かれてURLをクリックしてみると『風船屋さん』です!
思わず「風船屋さんて素敵なお仕事ですねぇ。」とお知らせメールの文末に一言添えました。
これへのご返信メールが、一度もお会いしていないのにも関わらず人柄が滲み出るようでなんとも心温まります。なんと表現していいのやらわからないので、ご了解をいただいたのでそのままご紹介します。
*--*--*--*
ありがとうございます。
自分でも今はそう思っております。
私は去年、父から会社を継ぎました。
そしてこの一年で色々と考えておりました。
今は自分の仕事コアになる部分、それは喜んでくれる方の「笑顔」だと思っております。
自分達が提供した物で受け取ってくださった方々が笑顔になってくれる事、それがなによりもうれしい。その顔を見るとこちらも笑顔になって、がんばろう!って励みになります。
古瀬さんが扱うレザーは昔から大好きで、母親がレザークラフトを昔やっていた影響もあるかもしれません。
コルボの製品は、使っていくうちにどんどん好きになっていっちゃうんですよ。
色の変化とか。。。温かみが増すというか。。。においも???
それとこのように修理にも丁寧に対応して下さって、しかも代表の方からこうしてメール頂けるのは、1ユーザーとしては本当にうれしい限りです。
古瀬さんのお仕事も本当に素敵なお仕事だと思います。
自分は今度はブリーフケースを狙っています。
機会があったらお会いしたいです。
そのうち革屋さんと風船屋で何かコラボできたらいいなぁ。
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~子供からお年寄りまでみんなを笑顔にします~
株式会社 マルサ斉藤ゴム
URL:
http://maru-sa.co.jp
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これで 『とうだいのひまわり』の「~だいじにそだててください。」をふと思い出したというわけなんです。
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