今日は東京タワーのすぐ近く、スウェーデン大使館に行ってきました。
北欧のマイナスイオンの様なオーラはどこからくるのだろうか?
素敵な大使館の建物は殺伐とした六本木の中にあっても、そこだけは清々しい空気に包まれている様でした。
スウェーデンの児童文学作家 アニカ・トールさんが書いた 『ステフィとネッリの物語』4部作(新宿書房)の日本語版の装画を学生時代からの友人・イラストレーターのしげちゃんが描いていてアニカ・トールさんの来日にあわせて今日まで大使館で原画展を開催していました。
入り口を入るとすぐに受付と待合室という感じの場所があるのですが、こう書くと病院の味気ない待合室のイメージをしてしまいそうですが、大きな木枠のガラス窓と低めの暖かみのあるソファー、全体に漂う清潔感、一日でも本を読んでいられそうでした。
そこを通りすぎると。
真っ白な壁に真っ白な額に入った原画がやさしい自然光に浮かびあがる様に飾られていました。
しげちゃんは昔から絵が上手で、美術学校の中でも良い絵を描く人だなぁといつも感心していました。絵を描くのが好き!というのが見ていてわかるほどでした。
ずいぶん長いこと会っていなかったけれど、あれからずっと しげちゃんは絵を描きつづけていたんだなぁ。
『ステフィとネッリの物語』の原画を観ていたら
ここのところ手足にからみつく世知辛い出来事から解放してくれる様でした。
一緒に観ていたうちの奥さんも大使館に漂う雰囲気としげちゃんの水彩画で
イタリアで柄を描いていた頃を思い出した様で目をキラキラとさせていました。
ステフィとネッリの物語 4部作
アニカ・トール 著/菱木晃子 訳/中山 成子 装画
http://www.shinjuku-shobo.co.jp/2003Shinkan_IndexF.html
コルチャック賞受賞。スウェーデンの人気児童文学作家アニカ・トールの代表作。ナチス支配下のオーストリアのウィーンから親元を離れ、スウェーデンの小島へ逃れた幼いユダヤ人姉妹の一年。見知らぬ人々との生活が始まった。
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