今日は『昭和の日』なのだそうです。
もとは昭和の「天皇誕生日」だったのが、平成になったので
昭和天皇誕生日を「みどりの日」として残して
平成の「天皇誕生日」は12月23日になりました。
ところが多くの国民からの要望で平成19年に「みどりの日」から
『昭和の日』になったのだそうです。
「みどりの日」は5月4日に移動してG,W,の大切な1日となった訳ですね。
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1989年(昭和64年)1月7日午後、のちに総理大臣になる
今は亡き小渕恵三内閣官房長官がテレビの中で
「新しい元号は平成であります」
と淡々と発表して「平成」と毛筆で書かれた文字を掲げた。
その歴史的瞬間をぼくは一人暮らしをしている親友の兄貴の部屋で迎えた。
スキーからの帰りに僕達は車のまま、都会で一人暮らしの兄貴の留守宅にお邪魔して
広いベランダから見える東京タワーに感動したり、冷蔵庫にあった北海道土産の松前漬けをちょっとだけ味見をしようといいながら、その美味しさに感動して止まらなくなり
ほとんど食べてしまってから「どぉするぅ・・?」と笑い合ったりしていた。
昭和64年は3年制の美術学校に通っていた僕らにとって学生最後の年であり
あと数ヶ月で社会人という訳の解らないモノにならなくてはならなかった。
そんな現実から目を逸らすようにふざけ合ったり、少しでも長くなんとなく一緒にいたかった。
そんな時、見るでもなくつけていたテレビから興奮したアナウンサーの声が聞こえて
冴えないオジさんが「新しい元号は平成であります」と言ったのだ。
みんなテレビを見ていました。
少し間があって、「だせぇー!」「へーせーだってよ!」
ありとあらゆるブーイングを言ってまたふざけ合い、笑い飛ばしていました。
笑いながら、心の隅っこにあるワケも解らず押出されて行く事への「不安」の存在を
ハッキリと感じた瞬間だったようにも思います。
そして数ヶ月後、平成元年に僕たちは社会人になり働きはじめました。
だから僕らには昭和と平成の間に、とてもはっきりとした境界線があります。
ぜんぜん戻りたくはないけれど・・・。
僕らの昭和は良い時代だったし、宝物のような特別な時代です。
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国の内外にも天地にも平和が達成されるという願いが込められている。
と小渕さんは言った。
1月8日から『平成』が施行された。
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