2007年11月13日火曜日

店番は俺のスタンド


普段のデザインや打ち合わせ、その他諸々の仕事の楽しさと違い、週末に交代で立っているWorks&shopの店番は本当に楽しい。たくさんの方々とお会いできるのはもちろん、道具や機械や材料に囲まれて、修理やメンテナンスをしたり、クズ革の一片を眺めているとアイディアが次々と浮かんできます。

昔、僕の家は親戚三軒で小さなガソリンスタンドと自動車や重機の整備工場を営んでいたので、子供の頃僕の夢はガソリンスタンドのセンムになる事でした。(父が専務だったという理由)

スタンドの裏には古タイヤが積まれていて、鉄クズを積んだ廃車もたくさん置いてありました。
何の部品かは全くわからないけれど、小さな鉄のカタマリはなぜかたまらなく魅力的でした。
特にヒューズは嬉しくて小箱に入ったガラス管を摘み取ってポケットにしえば気分は完全に「モロボシダン」。オンボロのハンドルを左右にゆすって「発進!」とやっていました。なつかしい・・

土曜日は小学校が半ドンだったので、昼休みに整備工場の人達が昼ご飯を食べに家に戻ったり、事務所で仕出し弁当を食べて昼寝をしたりするのをねらって、こっそりと誰もいない工場に忍びこんだりもした。天井に持ち上げられた車の下に入る時はとてつもなく危険な冒険をしている気分だった。オイルの匂いの充満した裏の部品棚にはネジやナットやなぞの部品がたくさん背のとどかない所まで積まれてあった。・・・まだまだこんな話しはいくらでもあるが・・・、
最近まであまり思い出しもしなかったなぁ。

しかし店番に立つ時のワクワクとしたこの感じは、あの時の感じにとても良く似ています。


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