2010年2月26日金曜日

Early spring Sketchbook 4


下の写真は去年庭で採れたブルーベリー。
農家で作る物にはかなわないけど、この少しすっぱい我が家のブルーベリーが大好きだ。

去年食べきれない程収穫したアレはどうしたかな?とふいに思い出した。

冷凍庫の奥からカチンコチンに凍った黒い粒を発見して一粒食べると去年の夏の味。

「ジャムにして明日の朝食いたいな」と思いたって早速ジャム作りに突入。

料理本を読んだりはしないので、うちの奥さんに質問しつつ、だいたいの適当でやれば、自分で作ったモノはいつも美味しいもんです。

今回はコクを出してみようとひらめいて、少し蜂蜜を入れてみた。

ちょっとクセがあって失敗したかなと思ったら、やはり日にちがたつほどまろやかに。

保存食っぽいものは少しおくのもコツかもな、

朝、霜柱で真っ白な外を眺めながらコーヒーといっしょに食うとなかなかよろしい。


2010年2月24日水曜日

Early spring Sketchbook 3


2月24日発売の『 LEON 20104月号 (主婦と生活社)に『 BENE ・ベーネ』を掲載していただきました。

stanno tutti BENE ?「みんな元気?」

古いレンガの写真のどこかに落書きが隠れています。

懐かしいぃ・・。

まだ字も書けない息子に「真似して書いてごらん」と言って描いてもらった4文字。

彼ももうすぐ少年を卒業する年齢になります。

椎名誠さんの書いた『岳物語』を読んだのは18才か19才の頃で

彼女もいなく、結婚なんて微塵も考えていなかった時代。

なぜか帯に書かれた『少年 岳がまだ父親を見棄てていない頃のウツクシイ父と子の友情物語である。』という文章に惹かれて手に取りました。

以来、もう何度読み返したかわからないくらい読みました。

いつか俺にもこんな風に息子と遊ぶ日が来たら楽しいだろうなぁ、と人生で初めて考えました。

あれから時代は過ぎ、もうすぐ俺が『見棄てられる』番だ・・。

まさにオモシロカナシズム。

桜のつぼみが日々ふくらむのを見るのが、今年は何だか ヨロコビサビシズムなのだ。


2010年2月22日月曜日

Early spring Sketchbook 2


先日、とてもお世話になっている金具屋さんのUさんが
CORBO.の不死身の男・手塚氏に小さなタッパーを手渡しているのを目撃してしまい
手塚氏もそのタッパーをそそくさと自分のかばんにしまい込み、ふたりで微笑みあっている。
というさらに見逃せない場面を目撃してしまったので、

「その中身は一体何なんですかっ!??」と問いつめると

「ふき味噌ですよ」とUさんののんびり穏やかなご返答・・。

「ふきのとう」を採ってきて、細かくきざみ醤油、酒、みりん、味噌などを煮詰めた物で
蕗のいい香りがしました。

さっそく休日に家の近くの蕗のでていた辺りをゴソゴソさぐってみるとかわいいのが
少し顔をだしていました。(下の写真がその時採れたふきのとう)

天ぷらがたまらないのだけれど今年の初物はUさんに教わった「ふき味噌」にしました。

チビチビなめながらきゅっとやれば微かな苦みがさわやかで微かに春の足音が聞こえるようだ。

炊きたてごはんにのせて、フッホフッホとやっても香りがたってたまらない。

ちょっと味噌が多すぎてしょっぱいけれど、時間がたつほどまろやか~になるようだな。



2010年2月19日金曜日

Early spring Sketchbook 1


あ~やっと自分の机に向かえた・・・という感じ。

何だかずっとドタバタ動き回っていました。
2月に入ってから何人の人に会ったろうか。

ちょっと情報が多すぎて頭イタい・・。

明日はやっとゆっくり店番だ。
ノベルティーの裁断でもやろ~。

日曜日は親友の結婚式。めでたい!

光栄な事にCORBO.の皮革小物を引き出物に選んでくれました。
一人一人の顔を思い浮かべながらそれぞれの方に合う物をえらぶなんて
素晴らしく心のこもった贈り物です。

自分の作ったもので親友の門出を祝えるとは・・・たぶん泣くぞ。

友人はグラフィックデザイナーらしく「2人のマーク」を作って招待状や贈り物の箱に入れました(下の写真)さすが!

寒い日がつづいているけど『春』はすぐそこだ。