2013年2月26日火曜日

いろいろ初まるぞ。

今日の空は雲ひとつなくキレイな青空でしたね。





















                                                                             
しかも今夜は満月。キレイな満月が見れそうです。

と思ったら雲がでてきたかな・・。

満月の夜は何かがおこる・・か。

『月』といえば、ご近所の建築家のN先生が

「お財布は新月から使い始めると良い」

とおっしゃってました。これから『満ちる』のだそうです。


ほかにも、沖縄に引越されたお客様のYさんは

「新しいお財布を買ったら最初に入れた金額がそのお財布に入る金額になるから

ATMで一瞬でもいいからおろして大金を入れてから使い始めるといいですよ!」

みんなに教えてあげて下さい!と楽しそうに旅立って行かれました。

(Yさ〜んお元気ですか〜?)

「最近関西方面のお客様からのお問い合わせが多くなりました。なんででしょうねぇ?」

と話していると「関西では春にお財布を新調するそうだよ。」とこれもまたお客様に

教えていただいて「へぇ〜」と驚いて、大阪のお店の方々に聴いてみたけど

「うぅ〜ん、どうですかねぇ?」という返答。

でも意識してみると、春に新調する方は結構多かったです。全国的にですが・・。

『春財布』というそうです。お金でパンパンに『張る財布』というコトのようですね。

ハハハッおもしろい!どれも縁起が良い。

他にもいろいろありそうだなぁ、

ご当地ネタなどあったら是非おしえて下さい。

〜*〜*〜*〜*

今は24節気で『雨水・うすい』というそうです。

すこしづつ温かくなって雪が雨にかわるという意味なのかな、たぶん。

そして3月の初旬からは『啓蟄・けいちつ』

冬籠りしていた虫達が動き出すという時期なのだそうです。























三寒四温をくりかえして、春はすこしづつちかづいています。


春から僕たちも虫達のようにむくむくと動き出しますよ。





『Groove ナゴヤドーム店』の
吉見さん姫田さんご協力ありがとうございました。













みんなに喜んでもらえるように、みなさんにご協力いただきながら

春からいろいろ新しいコトをはじめます!

詳しくはあらためてお知らせします。(間に合うのか・・?汗)


明日からまた旅の空だ。






2013年2月21日木曜日

不意に泣く。

よくある話なのに、不意をつかれた様に泣けてしまった。

『鉄拳 振り子』



既に数百万人の人が見ているそうだから、いまさらかも知れませんが

これはきっと、普遍的な出来事をそれぞれの世代が、自分や家族の時間に照らし合わせて、感情移入して観てしまうからなんだろうなぁ。

「東京タワー」を読んでリリーフランキーずるいっ!

そこをつつかれたらそりゃぁ泣くぜ・・。

あのときと同じ、感じ。

いつも電車の中で、ふいに遭遇するから困る。

〜*~**〜*~**〜*~**〜*~**

先日、仕事中にラジオから流れてくる曲に「凄いなぁ・・」と手がとまって

気になったので調べてみると

『amazarashi・アマザラシ』というバンドの『辻褄合わせに生まれた僕ら』という曲でした。

早速 iTunes でほかに何曲か購入して聴いてみると、凄い・・。

また電車の中で不意をつかれてしまった。

ノーガードで聴いてしまった

『 無題 』という曲

泣けたぁ・・、まいった。






2013年2月14日木曜日

ドキドキワクワクそしてソワソワという感じです。

皮革製品にとって金具というのも欠かせない重要な要素のひとつです。

この分野もご多聞にもれず、衰退する製造業の代表の様にニュースなどでよく取り上げられます。

が、どっこい生きてるのです。ただ生きてる訳じゃない

きらきらと輝いています。

ホント、ドキドキします。

すごいことをヒョイヒョイっとやってしまって

「40年やってんだ、たいへんだよぉ〜っ」と笑ってる。

後継者もしっかりと育て上げていらっしゃる。

日本の職人さん達はなんて控えめなんだろうか

本当に心から愛してやみません。

昔、僕が少年だったころは近所で遊んでいると

材木屋さんの製材の音や、こうもり傘の骨を組むガッチャンガッチャンという音、ガソリンスタンドの整備工場のコンプレッサーのゴトゴトゴトプシューッという音、養鶏場のざわめき、パン工場のいい匂い。



好奇心で目がらんらんとなってしまう音が、まわりに当たり前に溢れていたように思います。

大人ってスゲー、早く大人になりてぇなぁ〜 と思ってました。

好奇心が強いのは今も全然かわらないです。


金属を溶かしてリングの切れ目が開かないように繋いだり、二つの部品を接続するための
「ロウ付け」は熱で他の部品に影響が出ない様に、注意を払いながら、1個1個作業して行くんです。淡々と作業してますが、すごいんですよ。

夏にはいちだんとたいへんな作業になります。




仕事の邪魔とはわかりつつも、好奇心が抑えられませんでした。

他にもたくさん見せていただきましたが・・・、

そのうちにCORBO.の作品としてご紹介できるようにあれこれとワクワクしながら思案中ですので、それまでのお楽しみです。

お客様や仲間のお店のみなさんから、たくさんたくさん宿題をもらっているので

がんばらねばっ!!!!

がんばってますよ!!!

ソワソワ・・、







2013年2月12日火曜日

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』


『 Extremely Loud & Incredibly Close ・ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

 Jonathan Safran Foer・ジョナサン・サフラン フォア  




久しぶりの休みの日、どうしても映画が観たくて、微熱のあるボーッとした頭で

惹かれるままに選んだ映画が、思いのほか印象的でした。

9・11が大きな要素ではあるけれど、何かもっと大きなテーマがある様に感じました。

詳しくは書きませんが、どう感じたか、お酒でも飲みながら

だれかと語り合いたいと思わせる映画でした。



2013年2月10日日曜日

PIZZERIAで乾杯!

神戸から帰った土曜日の夜。

























美術学校時代の仲間が久しぶりに集まって、

「薪釜のおいしいピザを食べながら〜ワイン飲み放題に挑もうではないか!」

と言う会が催されるというので、荷物を置いて、休む間もなく新橋へ。

『Pizzeria bar Okei・ピッツェリア バール オケイ』

オーナーのオケイちゃんとは『 Okei 』 を開店する前からの知り合いで

開店してからもずっと遠巻きながら応援させてもらっています。

脱サラから出発して以来、本当にず〜っとがんばっている姿しか知りません。

気を使わせないスタッフの明るい雰囲気と、隅々までいきとどいたホスピタリティー。

料理にもワインにも常に探究心と工夫が感じられます。

そして、人気は人を呼び、3店舗目を開店!すごい。





イタリアから船に乗ってやって来た薪釜とオケイちゃん。

この薪釜で焼いたピザは誰でも解るほど、とにかく美味いっ!









オケイちゃんと元お客さんで『Pizzeria Bar Okei』が好きすぎてスタッフになってしまったミドリちゃんが首に下げているのは、

僕(皮革)とうちの奥さん(ニット)の共同製作の名刺ホルダー。

一人一人メッセージが書かれた名刺をくれるんですよ。

カジュアルなのに二人ともれっきとした

『ソムリエ』なんです!











CORBO.works&shop で製作した『Okei』オリジナルメニューブック。


最初にワインをこぼして汚したのは僕です・・。

かなり貫禄でてます。

                        









こんな素敵な店で

気兼ねなく昔の仲間と集まって、腹から笑い合うのは本当に最高です!

僕は彼らのおかげで、本当に最高な最後の学生生活をおくりました。

いまでもかけがえのない大切な仲間です。

オケイちゃんにお騒がせしてゴメンねと言うと

「あんなに楽しそうなオジサンとオバサンを見たのは久しぶりで良かったですよ」

と言われてしまった。

集まれば、あのころの気分のままだからな。



この数日後にも、新潟DoRAの拓生くんと『 Okei 』でまたワインを1本空けてしまった。

2013年2月5日火曜日

旅の日々は人生が濃い7

神戸の夜。

久しぶりの顔に会えるのを楽しみにしていました。

「旅の日々は・・・3」で登場したWILD SWANSの鴻野氏と並んで

これまた愛すべき「けんか仲間」上野アメ横の鞄屋「万双」の武井氏

当時は3人集まったら、激論の末に激論、罵倒、「ウヌヌ・・クヌヤロクヌヤロ!」

そしてまた朝・・。

なら会わなきゃ良いのに・・しかしなぜか、心地いい。

話の内容がことごとく未来のコトだったからだと、今振り返ってみて思います。

〜*〜*〜*〜*

いつしか吸い寄せられる様に、魅力的な男達がどんどんと集まって来ては

朝までドンチャンドンチャン!貧しくも豪快で楽しい日々でした。

そういえば、忘年会などもゴチャ混ぜの合同でやっていたなぁ。

その仲間一人一人との初対面はそれぞれ強烈な印象が残っています。

この日、神戸で会うマコトとの出逢いもやはり、強く印象に残っています。

〜*〜*〜*〜*

いつもの地下の安居酒屋に集まっている時

武井氏が見た事の無い、頬がこけて、眼光鋭く無口な印象の青年を連れて来て

「あれ持って来たか?」と聞くと、青年が袋から取り出したのは

エルメスのケリーバッグ!外縫いで皮革は多分黒のボックスカーフだったと思います。

こんな高価なものをどうしたのかと怪訝な顔をしていると

「こいつが作ったんだ」と言う。

手縫いでしか縫えない正確で細かくつまった糸目・・。

シンプルで精密な型取り。

言葉がでませんでした。

本物は買えないので、作りながら解らない所があると、本を見たり、店に通っては長い時間眺めていたそうです。

「こんなんまだまだですからっ遠慮なく触って下さい」

世の中にはまだまだ凄い奴がいるもんだなぁ、とドキドキしたのを憶えています。

〜*〜*〜*〜*

あれから十数年

歴史のありそうなビルの中にある、隠れ家の様なアトリエを恐る恐る訪ねると

当時のままの人懐っこい笑顔で迎えてくれました。

途中で買って来たコーヒーを一緒に飲みながら、話し始めると

さすが、思い出話なんてすぐに切り上げて、徐々に熱々トークに火がつく。

昔のままの眼光は健在でした。

この国の製造業の衰退、特に皮革を扱う製造業と他業界との認識の大きなギャップについての話は大きくうなずかざるをえませんでした。

なにか、彼がズリズリと奈落へ引きずり込まれるのに逆らって、地面に足をぐっと踏ん張ってグイィっと一歩づつ登っている姿が見えるようでした。

俺はまだまだ努力が足りないと、尻を叩かれ決意を新たにさせてもらいました。

〜*〜*〜**〜*

美味しいお好み焼き屋さんに場所を変えて、ビールをジョッキでグビグビやりながら熱弁はつづきます。

語り合ううちに、心の中の別のところでスイッチがパチッ!パチッ!と入る音がします。

あの頃と同じだ。

静まりかえった旧居留地を満腹ほろ酔いで歩きながら、震災当時の話をききました。

古い建造物が取り壊され、この綺麗な街並があると思うと複雑な・・不思議な気分でした。

ホテルの前で別れて、何気なく振り返ると、ふらふらと歩く背中があり

見えなくなるまで、見送りました。

〜*〜*〜*〜*

翌朝、神戸の海だけはみて帰ろうと決めていたので曇り空の下、港へ向かいました。



意外なほど海の水はきれいで嬉しくなります。

さぁ、帰ろう。

〜*〜*〜*〜*

4日間の出来事でしたが、のびのびになってしまいました。

書ききれない事がたくさんありますが、次々と出来事はおきているので

時間がずれながらも少しづつお話しします。

いつになったらBlogに慣れるのか?

ひとまずこの旅の話は、一巻の終わり。












2013年2月4日月曜日

旅の日々は人生が濃い6

つづきです。

神戸へ!と思って駅へと向かう途中、後ろ髪を引かれる感じが・・。

ネットで「CORBO」を検索すると出てくる『Sentire-One・センティーレワン』という

オンラインショップ の本社がすぐ近くなので、素通りするのも寂しい
どうせ忙しくしているのだから、邪魔しない様にちょっとだけ
差し入れを届けるだけ、と思って電話してみると

「大丈夫です。」

「それではすぐに行きま〜す」と言って

思いっきり逆方向に結構歩いてしまってから気づいてUターン

こちらでも、いつもの面々が迎えて下さいました。

インターネットショップの様子を拝見するのは初めてだったので
ちょっとドキドキしてみなさんに挨拶しました。

モニターがズラー並んだ、管制室とか制御室の様なイメージを勝手に持っていたので
優しい感じの女性のオペレーターさん達が優しくお仕事をされていてホッとしました。

センティーレワンの皆さんのおかげで、僕のネット通販に対する疑念はほとんど拭いとられました。お客様の顔が見えない分、隅々まで気を巡らせていることが
接客の端々に感じられます。

そしてよく働きます。感心します。

結局1時間以上話し込んでしまって慌てたけれど、やっぱり顔をだして良かった。

こちらでも宿題をいただきました。頑張ります!


急げ最終目的地、神戸へ!








































・・やっと辿り着いた神戸はすっかり日が暮れていました。

この日は1月18日

前日の1月17日は阪神淡路大震災から18年の日でした。

神戸大丸の上にきれいな月がでていました。

震災の被害は大きく、多くの貴重な建造物が倒壊して、再建ならず取り壊されてしまったそうです。

神戸大丸に再び灯がともった時を旧居留地界隈の人達は忘れられないのだと聞いて

胸に来るものがあります。

最後に会うのは古くからの友人。

明日は彼の話。