2010年1月12日火曜日

誕生日に考えたこと(鴉庵にて)


昨年の後半から、全方向的に同世代の人達と知り合う機会が増えて
なんだ?なんだ?なんなんだ?となった。

同世代だから知り合ったのではなくて
知り合ったあとから、同世代でしかも同じ歳だとわかる人が多くて
なんだ?なにかのお告げなのか?と不思議に思った。

そんな大した事ではないにせよ、同世代というのは独特で特別な感情を抱いてしまうのは僕だけではないでしょう。

NHKではじまった『龍馬伝』今年一年間・・・しあわせです。
高校一年の時『竜馬がゆく』をむさぼり読んで以来、僕の物事の考え方の基準の様になってしまった、この時代に産まれ駆け抜けていった若者たちの生き方。

十代二十代は「こんなとき竜馬さんはどうするだろう?」いつも心の中で考えていた気がします。
三十代は『菜の花の沖』『坂の上の雲』に衝撃を受けてしまって読書漬けでした。

同世代というのは、同じ時代を生きて、その時代を動かす人達という意味と等しいと思います。

今のこの時代は100年後200年後にどう受け取られるのか想像も出来ないけれど
試される様に、大きな変動が全方向的に起きて来ている事は全員わかっているのだから
そろそろ何か力を合わせろという事なのだろうか?

下の写真はお客様の車椅子です。

彼も同い歳です。

車椅子の周りに僕のバッグを取り付けて、遠く兵庫から何度もお店に来てくれます。

使い易い様に調整をしたチョークバッグを受け取りに来たときには
大きなバックパックを車椅子の背にくくり付けていたので

「何処かに行って来たんですか?」と聞くと

「小笠原からさっき帰って来たんです。」

とさりげなく言うので「へぇ~~・・」となってしまった。

同じ時代を生きて来た人間として純粋に単純に尊敬する。
出逢えた事に感謝します。鞄屋をやってて良かったと思わせてくれます。

様々な世界で活躍している多くの同世代がいてくれる事を実感できる事は
僕に何ともいえない安心感勇気を与えてくれます。

最近はあんまり頑張るなとか言うけれど、おれも俺なりにがんばるぜょ!!!


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