2012年7月3日火曜日

A river.

時間の加速度は増すばかりですが、なかなか刺激的な6月でした。
たくさんの人に逢って、たくさんのモノを見て触って、たくさんの話をしたあとは
決まってこうなる。    なかなか心が座らない。


・・・70歳を目前にしてトライアスロンなどいろいろな事に挑戦し続ける大先輩の話は刺激的だった。答えを眼前に見せてもらっているのだから問答無用だ。

毎朝のウォークの距離を倍にした。


月末に急用が出来て、日帰りで父の故郷信州木曽へ行って思い出した。

高校時代、毎年夏に後輩達を引き連れて、登山と移動キャンプにでかけた。
どれも若さと無知だから出来た大冒険だ。

3,000m級の登山前日のキャンプ地はもちろん高地だ。
晩飯はスタミナを付ける為に早くて簡単にできるチャーハン大盛り!
だったが、仕上げに後輩がふったコショウはフタごと大盛りの上に・・・。

みんなでヒーヒーいいながら食べた。

空は星屑でナニがなんだかわからないほどだが、足下は漆黒の闇。
時折暗闇の中で何かがガサガサっと動く。

「ションベンしたいんですけど・・先輩もいっしょに・・・」なんてのもいた。

頂上で食べたおにぎりは塩がふっていなくて、微妙〜な美味さだった。

沢道を下山してしまい、日が暮れて熊笹の中に転落したのもいた。
食料も水も無くなって、あやうく遭難しかけた。

そんな珍道中に付かず離れず同行してくれた、大人4人。

よくぞ放っておいてくれました!

あのときの体験は宝のように、僕の人生の杖になっています。

頑強な大人達も今は歳をとった。  その中のお一人が先日亡くなられた。
70歳くらいまでスキーをされるほど元気な方でした。
本当にありがとうございました。


この文章を書いているうちに
なにやらまたグルリと繋がって、ストンと腑に落ちそうな予感がしてきた。

そうなれば、加速は少し緩む。





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