昨日のつづき。
滋賀への帰り道は、地元の電車にコトコト揺られながら帰ります。
地元の方にとっては日常の帰宅ですが、旅人には非日常の情景です。
鉄瓶の熱燗で暖まり、気持ちがやさしくなっていたのか、混雑した電車も
言葉のせいか?土地柄か?心なしか車内の空気が穏やかに感じられました。
温かいお風呂をかりて、すぐにぐっすりでした。
翌朝、外は真っ白な雪景色でした。
朝食までごちそうになって、優しい奥様ともたくさんお話が出来て
とても楽しい朝の時間をいただき、寒いのでもう一泊と言いたい所をぐっとおさえて
雪の中、今日はいざ!大阪へ。
通り道の雪をかいてくれて
雪の中お見送りまでしていただきました。
お別れ惜しくなって、写真をパチり!
「急がないと電車が来ますよ!」という声に
押されて駅に向かいました。
道を曲がるまで、見送っていただきました。
本当にありがとうございました。
大雪でこまったなぁ、やっぱり雪が降ると一気に旅情が高まるぬぇ〜。
♪ゆちぃぐぬぃ〜♪ 雪国by吉幾三
を鼻歌でやりそうになったけど、京都辺りはぜんぜん雪は降ってなくて、晴れ間も見えていました。
大阪もかなり久しぶりです。「大阪駅の周りは変わったよ〜」と聞いていたので
たのしみ たのしみ。
明日は大阪でのお話。
2013年1月28日月曜日
2013年1月27日日曜日
旅の日々は人生が濃い3
すみません、間があきました、22日のBlogからのつづきです・・・。
〜*〜*〜*〜*
「動く城」をあとにして、
古いつきあいの悪・・親友が去年、京都にお店を構えたので
お祝いがてら訪ねました。
このWILD SWANSの直営店『C.O.U.』は
銀座とここ京都の2店舗。
こだわりのお店だけあっていい雰囲気です。
普段は京都店店長の平出(ヒライデ)くんが静かに微笑んでいるそうですが、その日は年末の代休で帰京していて会えませんでした。代打に普段は銀座で微笑んでいる
AO山くんが上洛していて
満面の笑みで迎えてくれました。
社長の鴻野氏とは、お互いまだ何者でもなく
何もかもまったく無い若造の頃からの愛すべき「ケンカ仲間」です。
安酒に呑まれては、最終的に胸ぐらをつかみ合って
「俺の方が凄げーに決まってんだろーっ!」
「クヌヤロクヌヤロ!」
となる・・・。
白んできた空と朝食中のカラスを横目に、そのままそれぞれ出勤して行く、なんてコトは良くありました。
熱くて若かった・・・。
そんな若造どもを面白がって、笑いながら相手をしてくれたのは
やはり尊敬すべき、痛快な大先輩達でした。
若者よ何者かになりたければ、ぶっ倒れるほど頑張って、無理をして、言いたいことをぶつけて、暴れて、失敗するといい。
貫けば、類友 (類は友を呼ぶ) と過去に同じ経験を持つ
懐の広い大先輩たちが必ず現れます。たぶん。
〜*〜*〜*
そして、そのすぐ近所にCORBO.を大切にお取り扱いいただいている
レザーグッズのお店『MUNI』 Kyotoがあります。
『無二』と大きな木の看板がでています。
工場巡りで時間がおしてしまって、すっかり日が暮れてしまいました。
突然訪ねてしまったので「キャーッ!」と
驚かれてしまって・・、僕が逃げだしてしまいそうでした。
京都のお店はみんな奥にず〜っと広いんですね
『無二』の店内は懐かしいようなビンテージ風で、暖かな雰囲気でした。立体感のあるディスプレイがさすがです。
こちらも普段は京都店店長がいらっしゃるのですが、この日はE-ma店(梅田)の岸本さんが
爽やかな笑顔で、はきはきととても気持ちのいい接客をされていました。
話に夢中になりすぎて写真を一枚も撮っていませんでした。スミマセン、
ぜひお店へお出掛け下さい。
その後、『Smart coffee』の閉店15分前に滑り込んで、うちの奥さんに頼まれていた
コーヒー豆を購入しました。「一杯だけだめですか?」とダメもとでお願いしたら
気持ちよく席に案内してくれました。
寒かったので心に沁みる美味しい一杯でした。
外に出ると、ちらほらと雪でした。
京都に雪・・いいですなぁ。
そのあとは大々先輩と美味しい京野菜と肴で熱燗をやりました。
ビックリするほど美味しくて安くてびっくりしながら滋賀へ戻り
一宿お世話になりました。
明日へつづく!
終わるのか?
〜*〜*〜*〜*
「動く城」をあとにして、
古いつきあいの悪・・親友が去年、京都にお店を構えたので
お祝いがてら訪ねました。
このWILD SWANSの直営店『C.O.U.』は
銀座とここ京都の2店舗。
こだわりのお店だけあっていい雰囲気です。
普段は京都店店長の平出(ヒライデ)くんが静かに微笑んでいるそうですが、その日は年末の代休で帰京していて会えませんでした。代打に普段は銀座で微笑んでいる
AO山くんが上洛していて
満面の笑みで迎えてくれました。
社長の鴻野氏とは、お互いまだ何者でもなく
何もかもまったく無い若造の頃からの愛すべき「ケンカ仲間」です。
安酒に呑まれては、最終的に胸ぐらをつかみ合って
「俺の方が凄げーに決まってんだろーっ!」
「クヌヤロクヌヤロ!」
となる・・・。
白んできた空と朝食中のカラスを横目に、そのままそれぞれ出勤して行く、なんてコトは良くありました。
熱くて若かった・・・。
そんな若造どもを面白がって、笑いながら相手をしてくれたのは
やはり尊敬すべき、痛快な大先輩達でした。
若者よ何者かになりたければ、ぶっ倒れるほど頑張って、無理をして、言いたいことをぶつけて、暴れて、失敗するといい。
貫けば、類友 (類は友を呼ぶ) と過去に同じ経験を持つ
懐の広い大先輩たちが必ず現れます。たぶん。
〜*〜*〜*
そして、そのすぐ近所にCORBO.を大切にお取り扱いいただいている
レザーグッズのお店『MUNI』 Kyotoがあります。
『無二』と大きな木の看板がでています。
工場巡りで時間がおしてしまって、すっかり日が暮れてしまいました。
突然訪ねてしまったので「キャーッ!」と
驚かれてしまって・・、僕が逃げだしてしまいそうでした。
京都のお店はみんな奥にず〜っと広いんですね
『無二』の店内は懐かしいようなビンテージ風で、暖かな雰囲気でした。立体感のあるディスプレイがさすがです。
こちらも普段は京都店店長がいらっしゃるのですが、この日はE-ma店(梅田)の岸本さんが
爽やかな笑顔で、はきはきととても気持ちのいい接客をされていました。
話に夢中になりすぎて写真を一枚も撮っていませんでした。スミマセン、
ぜひお店へお出掛け下さい。
その後、『Smart coffee』の閉店15分前に滑り込んで、うちの奥さんに頼まれていた
コーヒー豆を購入しました。「一杯だけだめですか?」とダメもとでお願いしたら
気持ちよく席に案内してくれました。
寒かったので心に沁みる美味しい一杯でした。
外に出ると、ちらほらと雪でした。
京都に雪・・いいですなぁ。
そのあとは大々先輩と美味しい京野菜と肴で熱燗をやりました。
ビックリするほど美味しくて安くてびっくりしながら滋賀へ戻り
一宿お世話になりました。
明日へつづく!
終わるのか?
2013年1月23日水曜日
2013年1月22日火曜日
旅の日々は人生が濃い2
昨日のつづき。
翌日の早朝、
小雨の中、昨晩の贅沢を少しでも落とそうと
30分ほどてくてくと景色を眺めながら歩いて、伊賀上野の駅へ
ゴトゴトとローカル線に
ゆられて滋賀県へ
CORBO.では皮革を中心に作っていますが
皮革に負けないほど味のある生地に出逢えれば、迷わず取り入れます。
そんな面白い生地を作っている人達は、やはり味わい深い方々です。
その中でも、CORBO.の創設当時からお世話になっている大大先輩のお宅に
今夜は一宿お世話になります。
この日は京都の織元さんと染色工場を見学させていただきました。
東京の下町もそうですが、京都にも、こんなところに宝が埋まっていたのか
というように、キラキラと光って見える技術がいきづいていました。
控えめなのにすげぇ、こういう粋なのに弱えぇんだよなぁ。
ずっと以前から、必ずこの生地で創るぞ!と息巻いて
いたくせに、なかなか進まなかった生地があります。
大切にしすぎているというのが、正直なところです。
もうこうなったら、作っている人達に会っ
てそのエネルギーで尻を叩いてもらおうと
考えて、連れて来ていただきました。
街なかのこんな「ハウルの動く城」みたいな工場の中で、テキパキと働く職人さん達。
「ぎょうさん注文下さいな!」
僕にはこういうのが一番効きます。
お忙しいところお邪魔しました。
皮革のタンナーでも、金具でも、縫製でも、現場に行くともうドキドキが止まらなくなります。静かな興奮状態です。
子供の頃、製材所のオガクズや木っ端を拾ったり
電気屋の裏の発泡スチロールや大きな段ボール箱
古タイヤが積まれた廃車置き場で見つける、カラフルな配線や大きなナット
車のプラグたちはキラキラと輝く宝物で
そこから何でも作れると考えるとドキドキしていてもたってもいられず
意味もなく辺りを走り回っていました。
この歳になっても、走り回りたいのをグッと堪えていたのですから
あまり成長はしていないという証拠です。お恥ずかしい・・。
子供達にはこんな仕事場をどんどん見せてあげるべきです。
また長くなったので、続きは明日。
翌日の早朝、
小雨の中、昨晩の贅沢を少しでも落とそうと
30分ほどてくてくと景色を眺めながら歩いて、伊賀上野の駅へ
ゴトゴトとローカル線に
ゆられて滋賀県へ
CORBO.では皮革を中心に作っていますが
皮革に負けないほど味のある生地に出逢えれば、迷わず取り入れます。
そんな面白い生地を作っている人達は、やはり味わい深い方々です。
その中でも、CORBO.の創設当時からお世話になっている大大先輩のお宅に
今夜は一宿お世話になります。
この日は京都の織元さんと染色工場を見学させていただきました。
東京の下町もそうですが、京都にも、こんなところに宝が埋まっていたのか
というように、キラキラと光って見える技術がいきづいていました。
控えめなのにすげぇ、こういう粋なのに弱えぇんだよなぁ。
ずっと以前から、必ずこの生地で創るぞ!と息巻いて
いたくせに、なかなか進まなかった生地があります。
大切にしすぎているというのが、正直なところです。
もうこうなったら、作っている人達に会っ
てそのエネルギーで尻を叩いてもらおうと
考えて、連れて来ていただきました。
街なかのこんな「ハウルの動く城」みたいな工場の中で、テキパキと働く職人さん達。
「ぎょうさん注文下さいな!」
僕にはこういうのが一番効きます。
お忙しいところお邪魔しました。
皮革のタンナーでも、金具でも、縫製でも、現場に行くともうドキドキが止まらなくなります。静かな興奮状態です。
子供の頃、製材所のオガクズや木っ端を拾ったり
電気屋の裏の発泡スチロールや大きな段ボール箱
古タイヤが積まれた廃車置き場で見つける、カラフルな配線や大きなナット
車のプラグたちはキラキラと輝く宝物で
そこから何でも作れると考えるとドキドキしていてもたってもいられず
意味もなく辺りを走り回っていました。
この歳になっても、走り回りたいのをグッと堪えていたのですから
あまり成長はしていないという証拠です。お恥ずかしい・・。
子供達にはこんな仕事場をどんどん見せてあげるべきです。
また長くなったので、続きは明日。
2013年1月21日月曜日
旅の日々は人生が濃い
人生が濃いと感じるのは、やはり人に会って、じっくりと話をするからだろうか?
今回の旅では、さまざまな仕事をする人と出逢わせていただきました。
そこにはそれぞれの人生が滔々と流れ、交差していました。
お忙しい中、お話を聞かせいていただいたみなさん、本当にありがとうございました。
初日は芭蕉生誕の地、伊賀上野へ
15年以上お付き合いのある職人さん達にご挨拶へ。
昔の日本人のように、純粋でハングリーなアジアの若者たちの、物作りへの姿勢に
僕がお世話になってきた熟練さんたちが
丁稚から修行した頃の、情熱なんていうきれいごとでは済まない、必死さを彼らの中に見ているように感じました。
国産で頑張ると決めた自分と、海外での指導が主になっている職人さん。
物を作り上げて行く事に、人種も国境もないコトはお互い知っているのだけど。
時代は時に厳しいです。
心からありがとうございました。
またいつか、一緒につくりたいです!
池波正太郎先生の「食卓の情景」に登場する「寿き焼き 金谷」にどうしても行きたくて無理を言って、連れて行っていただきました。
仲居さんが手際良く焼いてくれる
はじめての関西風のすき焼きは感動の美味しさでした。
差しで、伊賀肉をつつきながら
久しぶりにゆっくりと語り合った
良い夜でした。
やっぱり日本は良〜い国だなぁ。
続きはまた明日。
今回の旅では、さまざまな仕事をする人と出逢わせていただきました。
そこにはそれぞれの人生が滔々と流れ、交差していました。
お忙しい中、お話を聞かせいていただいたみなさん、本当にありがとうございました。
初日は芭蕉生誕の地、伊賀上野へ
15年以上お付き合いのある職人さん達にご挨拶へ。
昔の日本人のように、純粋でハングリーなアジアの若者たちの、物作りへの姿勢に
僕がお世話になってきた熟練さんたちが
丁稚から修行した頃の、情熱なんていうきれいごとでは済まない、必死さを彼らの中に見ているように感じました。
国産で頑張ると決めた自分と、海外での指導が主になっている職人さん。
物を作り上げて行く事に、人種も国境もないコトはお互い知っているのだけど。
時代は時に厳しいです。
心からありがとうございました。
またいつか、一緒につくりたいです!
池波正太郎先生の「食卓の情景」に登場する「寿き焼き 金谷」にどうしても行きたくて無理を言って、連れて行っていただきました。
仲居さんが手際良く焼いてくれる
はじめての関西風のすき焼きは感動の美味しさでした。
差しで、伊賀肉をつつきながら
久しぶりにゆっくりと語り合った
良い夜でした。
やっぱり日本は良〜い国だなぁ。
続きはまた明日。
2013年1月11日金曜日
誕生日に考えたコト
今日は僕の誕生日です。
ここまで来ると、正直なところ静かに通り過ぎたい・・・。
どこかで耳にして、感心したのは
『 誕生日というのは「母に感謝する日」なんですよ 』という話
なるほど、そう考えれば、 誕生日というのもそれほど侘しいモノでもない。
だから、誕生日があまり嬉しくないなぁと感じた歳からは
母に感謝の気持ちをこめて、何かプレゼントをするコトにしてはどうだろうか。
亡くなられた方はお墓参りとか。どんな形でもいいですね。
と偉そうに書いているが、今思いついたので、今日は何も用意していないのだけどね。
こんなコトでもないと、照れくさくて出来ないから何か考えるコトにしよう。
僕は、僕らの世代にしてはめずらしく
自宅でお産婆さんにとりあげてもらったそうです。
若い母は初産で、死にかけるほど苦しんだすえに
大雪の1月11日の0時数分に、僕を産んでくれたそうです。
「僕をこの世界に産んでくれて、ありがとうお母さん」
ここまで来ると、正直なところ静かに通り過ぎたい・・・。
どこかで耳にして、感心したのは
『 誕生日というのは「母に感謝する日」なんですよ 』という話
なるほど、そう考えれば、 誕生日というのもそれほど侘しいモノでもない。
だから、誕生日があまり嬉しくないなぁと感じた歳からは
母に感謝の気持ちをこめて、何かプレゼントをするコトにしてはどうだろうか。
亡くなられた方はお墓参りとか。どんな形でもいいですね。
と偉そうに書いているが、今思いついたので、今日は何も用意していないのだけどね。
こんなコトでもないと、照れくさくて出来ないから何か考えるコトにしよう。
僕は、僕らの世代にしてはめずらしく
自宅でお産婆さんにとりあげてもらったそうです。
若い母は初産で、死にかけるほど苦しんだすえに
大雪の1月11日の0時数分に、僕を産んでくれたそうです。
「僕をこの世界に産んでくれて、ありがとうお母さん」
2013年1月7日月曜日
あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
2013年が皆様にとって幸福な一年になりますよう
心よりお祈りいたします。
お正月休みのあいだにも全国のお取り扱い店舗や
ネットショップから賑やかな声が聞こえてくるようでした。
2013年も年明けより誠にありがとうございます。
本年も何卒ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
さて、本日7日が2013年の仕事始めです。
午前中に仕事初め恒例のお寿司をとって、全員で乾杯!
ほろほろと休み中の和んだ話も早々にきりあげて
自然発生的な打合せ、お待たせしていたメールの返信
取引先の年始の挨拶を織り交ぜながら
たまっている出荷の手配や、検品作業・・・。
あっという間に、こんな時間です。
今年はいろいろ目に見える形で、面白いコトをしていこうと考えています。
すでに進行中のモノがいくつかありますし
これから提案しようと思っているモノもたくさんあります。
いろんな分野の魅力的な人々との繋がりを楽しみながら
モノ作りができたらいいなと思っています。
面白い人たちとの出逢いのために
北へ南へ東へ西への旅ガラス
北へ南へ東へ西への旅ガラス
今年もよろしくお願いします!
CORBO.
Satoru Furuse
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