ここのところ立て続けに「いりませんか?」「使いませんか?」という声をかけていただいて「全部いります、どーもどーも」と引き取りに飛びまわっていました。貰い物といっても大物ばかりで先々週の日曜日は従姉の旦那さんが永かった海外単身赴任から大荷物と共に帰って来たので古くなった大きなテーブルをどうにかしたい、ということで埼玉の新座市まで引き取りにでかけました。かなり重くしっかりしたテーブルや絵本などを一通り車に積み終えて、昼食がてらみんなで近所を散歩。広い畑の畦道を歩いていると少しぬるい春風が意外なほど強く吹き抜けて、近くの平林寺の森の新緑が大きく揺れながら淡く輝いているのが見えました。(この森は天然記念物だそうです)
まだ仏納や開発の魔の手がはいらないこのあたりは俺が子供の頃に遊んでいた記憶の中の風景によく似ていて懐かしくやさしい気分になりました。
貰ってきたテーブルは我が家になんの違和感もなくしっくりとおさまってしまいました。
十もはなれた従姉の影響で絵を描きはじめ、美術学校の入学祝いに従姉から貰ったノーマンロックウェルの大きな画集はいまでも大切にしています。従姉の子供達は子供ではなくなり自立の準備に入ったようでした。テーブルの傷を直すようにと塗料までくれたのだが、なんとなくこのままでいいなと思っています。
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