大きな朴の木が、これまた大きな葉を広げてつくる木陰は夏の記憶に焼き付いています。
朴葉味噌なら知っている人も多いかな。
木曽の叔父叔母から今年も『朴葉巻き・ほうばまき』が届きました。
米のお餅であんこを包んで、それをちまきの様に朴葉で包んだお菓子です。
少し遅い端午の節句に、柏餅のかわりに食べる、季節のものだそうです。
新潟の笹団子や柏餅みたいに、葉の香りがお餅にうつって良い香りがします。
朴葉の香りは山の香り・・・ほんと癒されます。
朴葉には殺菌効果があるので、このまま吊るして保存していたそうです。
僕の父の故郷が長野県の木曽で、父の子供の頃のおやつだったそうです。
僕が子供の頃、お盆とお正月に帰省する木曽は
すごく遠くて、ものすごく山の中で、大きな川が流れていて、夜が真っ暗で
夏は虫がでっかくて、冬は夢のように雪があって、話す言葉も違う。
という強烈な印象ばかりが残っている異空間でした。
祖父の家がなくなった今でも、かけがえのない大切な大切な場所です。
五平餅も食べたいなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿