2008年8月7日木曜日

CLAY (クレイ)の話 その2


あれから10
クレイについて考える時、思い浮かぶイメージというのが幾つかあって、

ひとつは
皮革展の片隅に細くクルクルと巻かれた皮革に出逢った時、パッとフラッシュバックがおこり蘇ったアリゾナの灼けた赤土の大地や、そこで出逢った現地の人達やナバホ、数日間の出来事、鮮明な記憶のイメージ。

そして長谷のインディアンジュエリー屋のご主人と手彫りの銀のコンチョ、由比ヶ浜の海、ヨット。それに・・シラスの味。

クレイの1stサンプルは当時としては奇抜で値段も奇抜だったのでミーティングではウケがわるく、いろいろ策を練る必要がありました。

中でも、いくら捜してもイメージの物が見付からなかったのがコンチョで、
どこに行っても真ん中に大きな星のあるオモチャみたいなメッキ物しかなく
アリゾナで見たナバホが売っていた物とは程遠い物しかありませんでした。

ある日、展示会に向けて企画室で一人残業をしているとめずらしく児玉氏が現れて
「古瀬君あれさぉ、あれはすごくいいね絶対いいよ出すべきだと思うよ協力するからだそうよ頑張ってよ」という
「やっぱりわかりますかっ?あとコンチョっていう銀の飾りボタンさえあればもっと良くなるんですけど」

コンチョが見付からないと言うと、それなら俺の知り合いに聞いてみるから一緒に行く?となって

クレイその1の文頭に話はやっと繋がってきたのであります。

明日につづく
あしたはどっちだ!


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